ひとつのサインで決めると、つらくなりやすい
目が合った、LINEの返事が早かった。ひとつのことでうれしくなって、別のひとつのことで不安になる。好きな人のことだと、誰でもそうなりやすいものです。
けれども、どのサインもひとつだけでは決め手になりません。目が合ったのは偶然かもしれませんし、名前で呼ぶのは彼の癖かもしれません。ひとつのサインで「脈あり」と決めてしまうと、違ったときに落ちこみも大きくなります。
そこで使ってほしいのが、「重なり」と「続き方」という2つの考え方です。どんなサインがあるかは 脈ありサインの見分け方 で紹介しているので、先に読んでおくと分かりやすいと思います。
「重なり」で見る:3つ以上そろっているか
ひとつ目は、いくつかのサインが重なっているかどうかです。目が合う、前の話を覚えている、二人のときに態度が変わる。こうしたことが3つ以上重なっていれば、気のせいである可能性はぐっと低くなります。
反対に、サインがひとつしか思い浮かばないなら、まだ決めるには早い時期です。がっかりしなくていいんです。これから様子を確かめていけばいいだけです。

四柱推命では、ひとつの文字だけを取り出して「この人はこういう人です」と決めることはしません。いくつかの文字が同じ方向を示しているかを合わせて見ていきます。恋のサインも、重なって同じ方向を指しているときに、はじめて「その傾向がある」と考えると落ち着きます。
「続き方」で見る:2〜3週間の幅で
ふたつ目は、続き方です。1日だけの出来事ではなく、2〜3週間ほどの幅で、同じような様子が続いているかを確かめます。仕事が立てこんでいる時期は、気持ちがあっても連絡が減ることがあるので、数日の様子だけで決めないようにしましょう。
たとえば、こんなふうに振り返ってみます。1週目は、朝のあいさつで目が合うことが何度かあった。2週目は、彼から「この前の出張どうだった?」と話しかけてきた。3週目は、二人で残業になったとき、仕事以外の話を30分くらいした。こう並べると、サインが3つ重なり、しかも回を追うごとに深くなっていることが分かります。
反対に、1ヶ月前に一度だけ楽しく話して、そのあとは特に変化がない、という場合は、まだ様子見のころです。
いまの段階に合った一歩を選ぶ
重なりと続き方で振り返ると、いまの二人がどの段階にいるかが分かります。段階が分かると、次に何をすればいいかも決めやすくなります。
| 段階 | よく見られる様子 | あなたができること |
|---|---|---|
| 様子見のころ | サインが1〜2つ。たまに目が合う、あいさつが明るい | 自分から明るいあいさつを続ける |
| 可能性が高まってきたころ | サインが3つ以上重なる。話を覚えている、二人で話す時間がある | 二人で話す時間を少しずつ増やす |
| かなり近いころ | 予定を聞く、個人的な相談をする、二人のときに態度が変わる、が続く | 「ついで」の誘いを考えてみる |
様子見のころなのに、いきなり二人での食事に誘うと、彼が戸惑ってしまうことがあります。反対に、かなり近いころなのに何もしないでいると、彼のほうが「脈がないのかな」と思ってしまうこともあります。段階に合った一歩を選ぶのが、無理のない近づき方です。一歩ずつの進め方は 距離を縮める7つのステップ で紹介しています。
勘違いしやすい3つの場面
脈ありのサインに似ていても、別の理由で起きていることがあります。よくあるのは次の3つです。
- 誰にでも優しい人:あなたにだけ違うところがあるか(話の覚え方、仕事以外の話、二人の時間)を、ほかの人への接し方と比べる
- 仕事の気配りや接客の会話:仕事の用事がないときにも話しかけてくるか、仕事と関係のない話題が出るかを確かめる
- お酒の席:「今度二人で飲もうよ」と言われても、次の日、しらふのときにも同じ態度が続くかを確かめる
お店の担当さんが前回の話を覚えていてくれるのは、お客さんを大事にする仕事ぶりの表れということもあります。お酒の勢いで気持ちを伝えたり、遅い時間に二人きりで移動したりするのはおすすめしません。大事な話は、お互いが落ち着いているときにしましょう。
相談同じ部署の先輩が、私の仕事をよく手伝ってくれます。好きになってしまったのですが、後輩の子にも同じように優しくて、私だけが特別なのか分かりません。勘違いだったら恥ずかしくて、何もできずにいます。
みゆき仕事を手伝ってくれるのは、先輩としての役目の範囲とも考えられます。確かめたいのは、仕事と関係のない話をしてくれるか、前に話したことを覚えているか、二人のときに表情が変わるか、です。違いがまだ分からないときは、「先輩、休みの日って何してるんですか?」と軽い話をひとつ振ってみてください。先輩が話を広げてくれたり、質問を返してくれたりすれば、それがひとつの答えになります。
「こうだったらいいな」に気をつける
もうひとつ気をつけたいのは、自分の「こうだったらいいな」という気持ちです。好きな人のことだと、うれしい出来事は何度も思い返し、そっけなかった出来事はなかったことにしてしまいがちです。
振り返るときは、うれしかったことだけでなく、「あれ?」と思ったことも一緒に並べておくと、かたよらずに考えられます。両方を並べたうえで、それでもサインが多いなら、あなたの「もしかして」はかなり確かなものだと言えます。
それから、彼に恋人や配偶者がいると分かっている場合は、サインがあるように見えても、距離を縮めるのはやめておいてください。そのときは、彼に近づくことより、まずあなた自身の気持ちを大事にしてほしいと思います。
迷ったら、書き出して整理する
頭の中だけで考えていると、同じところをぐるぐる回ってしまいます。そんなときは、紙やスマホのメモに書き出してみてください。
書くのは、この2〜3週間で「もしかして」と感じたできごとです。いつ、どこで、彼が何をしたのか、何を言ったのかを、できるだけそのまま書きます。ほかの人にも同じようにしているか、二人のときとみんなといるときで違いがあるかも、横に書き足しておきましょう。
書いてみると、思っていたよりサインが多いことに気づく人もいますし、ひとつの出来事を何度も思い返していただけだったと気づく人もいます。どちらに気づいても、いまの立ち位置がはっきりするので、次の一歩を考えやすくなります。彼の性格によってサインの出方が違う点は 彼のタイプ別のサインの出方 を参考にしてください。
この記事のまとめ
- サインは1つで決めず、3つ以上重なっているかで考える
- 数日ではなく、2〜3週間の幅で同じ様子が続いているかを確かめる
- 様子見・可能性が高まってきた・かなり近い、の段階に合った一歩を選ぶ
- 誰にでも優しい人、仕事の気配り、お酒の席は、勘違いしやすい場面
- 迷ったら、うれしかったことと「あれ?」と思ったことを両方書き出す


