ステップ1〜3は「気づいてもらう」ための段階です
7つのステップのうち、最初の3つは、彼にあなたのことを気づいてもらい、話しやすい間柄になるための段階です。①目が合ったら少し笑う、②名前を呼んで話しかける、③小さなお願いと小さなお礼。どれも、特別な話術はいりません。
この段階で目指すのは、彼の中に「この人とは話しやすい」「自分のことを嫌ってはいないんだな」という安心を少しずつためていくことです。好きだと伝える必要はまだありません。あいさつや短い会話を、気持ちよく重ねていくことを考えましょう。
ステップ1 目が合ったら、少しだけ笑う
最初のステップは、言葉を使いません。彼と目が合ったときに、すぐにそらさず、ほんの少し笑う。それだけです。人は、自分に笑いかけてくれる人のことを、悪くは思わないものです。
好きな人と目が合うと、恥ずかしくてパッとそらしてしまうことがありますよね。それは自然な反応です。ただ、そらし方によっては、彼のほうが「避けられているのかな」と受け取ってしまうことがあります。せっかくの好意が逆の意味で伝わるのは、もったいないことです。
やり方は簡単です。目が合ったら1〜2秒そのままにして、口の端を少し上げます。歯を見せて大きく笑う必要はありません。軽く会釈をつけると、さらに感じよく見えます。朝のあいさつのときに、彼の顔を見て「おはようございます」と言うだけでも、立派なステップ1です。
笑うのがどうしてもぎこちなくなるという方は、鏡の前で一度だけ練習してみてください。口角を少し上げて、目元をゆるめる。思っているより小さな動きで、十分にやわらかい表情になります。最初の一週間は、一日に一回できれば上出来です。
見つめすぎと、照れ屋の彼への向き合い方
気をつけたいのは「見つめすぎ」です。彼が仕事に集中しているときにじっと見ている、目が合うまで見続ける、ということが続くと、相手は落ち着かなくなります。目を合わせるのは、あいさつや会話のついでの場面だけにしておくと安心です。
彼が照れ屋さんの場合は、目が合ってもすぐにそらされることがあります。それは嫌がっているのではなく、恥ずかしいだけということもあります。そらしたあとでまたこちらを向いている、話しかけたらちゃんと答えてくれる、という様子があれば、気にせず続けて大丈夫です。タイプごとの違いは彼のタイプとサインの出方の記事にまとめています。
何度笑いかけても毎回すぐに目をそらされ、話しかけても答えが短いままなら、無理に続けず、少し間をあけてみてください。
ステップ2 名前を呼んで、ひとこと足す
二つめのステップは、彼の名前を呼ぶことです。「お疲れさまです」より「◯◯さん、お疲れさまです」。たった数文字の違いですが、名前を呼ばれると「大勢の中の一人」ではなく「自分に向けて話してくれている」と感じられます。
やり方は、いつものあいさつやお礼の頭に名前をつけて、そのあとにひとことだけ足すことです。天気のこと、彼が前に話していたこと、持ち物のこと。会話は30秒で終わってもかまいません。短い会話を何回か重ねるほうが、一度に長く話すより気楽に距離が縮まります。
呼び方は、周りの人が彼を呼んでいる呼び方に合わせるのが自然です。急にあだ名や下の名前で呼ぶと、彼が驚いてしまうかもしれません。彼から「下の名前でいいよ」と言ってくれたら、そのときに変えれば十分です。
一つの会話の中で何度も名前を呼ぶと、かえって不自然に聞こえます。最初のひとことに一回つければ足ります。みんなの前で彼の名前だけを特別な声の調子で呼ぶのも、彼が照れて困ることがあるので控えましょう。
ステップ3 小さなお願いと、その後のお礼
三つめのステップは、彼にちょっとしたことをお願いして、あとでお礼を言うことです。人に頼られて応えて、「ありがとう」と言われると、多くの人はいい気分になります。お願いとお礼で、少なくとも二回は話すきっかけもできます。
お願いの中身は、彼が得意なことで、数分で終わるものを選びます。彼にとっては「そのくらいならいいよ」と言える軽さで、あなたにとっては本当に知りたいこと。この組み合わせがいちばんうまくいきます。
職場なら「この表、どうやって並べ替えるか分かりますか?」、趣味の集まりなら「ランニングの靴って、何を選べばいいですか」。彼が少し得意げに話せることを聞く、と覚えておくと選びやすくなります。
お礼は「その後の報告」まで伝えましょう
大事なのはお礼です。その場で「ありがとうございます」と言ったあと、少し時間をおいて、もう一度「その後」を伝えてみてください。「教えてもらったお店、本当においしかったです」「言われたとおりにやったら、すぐできました」。彼は自分の助けが役に立ったと分かってうれしくなりますし、あなたにとってはもう一度話しかける理由になります。
お礼に何か渡したいときは、小さなお菓子ひとつくらいにしておくと受け取りやすくなります。高いものだと、彼が「お返しをしないと」と気をつかってしまいます。
お願いの回数は、週に一回あるかないかで十分です。毎日のように頼むと、彼の仕事や時間のじゃまになります。自分で調べればすぐ分かることを何度も聞くのも、続くと相手が疲れてしまいます。
次のステップへ進む目安
何回か名前を呼んでいるうちに、彼のほうもあなたの名前を呼ぶようになった。彼のほうから「これ分かる?」と話しかけてくることが増えてきた。そんな変化があれば、次の段階に進むころです。続きは二人だけの話題と連絡先の記事で紹介しています。
反対に、何週間たっても反応が変わらないときは、急がなくて大丈夫です。あいさつと笑顔を続けながら、彼が話しやすい場面が来るのを待ちましょう。
この記事のまとめ
- 目が合ったら1〜2秒そのままにして、口の端を少し上げます
- 名前を呼ぶときは周りの呼び方に合わせ、ひとことだけ足します
- お願いは彼の得意なことで、数分で終わる小さなものにします
- お礼は、その場と「その後の報告」の二回伝えると、話すきっかけが増えます
- 見つめすぎ・名前の呼びすぎ・お願いのしすぎに気をつけましょう


