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紫微斗数の読み方

紫微斗数で出会いを読む。縁が広がりやすい場所と相手の傾向

「紫微斗数で出会いは分かるの?」と気になって調べている人へ。命盤のどこを見れば出会いの傾向が読めるのかを、順番に説明します。

文:占いの庭
監修:高柳玄司(占い師・鑑定の設計と監修)

紫微斗数で出会いは分かる?見るのは3つの宮です

紫微斗数(しびとすう)は、生年月日と生まれた刻(こく)から「命盤(めいばん)」という図を作り、12の宮(きゅう)に入った星で傾向を読む占いです。宮とは命盤の12の部屋のことで、それぞれに「仕事」「お金」などの見るテーマがあります。

出会いについて読むときに、主に見るのは次の3つの宮です。

図1出会いを読むときに見る宮
宮見ること出会いで読むこと
遷移宮(せんいきゅう)外の世界での自分、移動・外出先、環境の変化、対外的な評価外でどう見られやすいか
交友宮(こうゆうきゅう)友人・仲間・部下・人脈人のつながりから広がる縁
夫妻宮(ふさいきゅう)恋愛観、パートナーとの関係、惹かれる相手の傾向どんな人に惹かれやすいか

先に知っておいてほしいのは、命盤から分かるのは「どんな場で、どんな人と縁ができやすいか」という傾向だということです。「この日にこの人と出会う」といったことは、命盤からは決められません。出会いの傾向を知って、自分から動くときの手がかりにしてください。

なお、命盤を立てるには生まれた時刻も使います。時刻が分からないときは午(うま)の刻で仮に立てますが、刻によって命宮の位置が変わることがあり、そうなると遷移宮などの位置も一緒に変わります。仮に立てた命盤は、目安として読んでください。

遷移宮で、外での自分の見られ方を知る

遷移宮は、命宮(その人の本質を見る宮)の向かいにある宮で、外の世界での自分を表します。出会いの多くは、家の外、ふだんと違う場所、環境が変わったときに生まれます。そのため、外で自分がどう見られやすいかを知っておくと、出会いの場での振る舞いを考えやすくなります。

下の表で、遷移宮に入った主星を探してみてください。主星が2つあるときは、両方の印象をあわせ持つと読みます。

図2遷移宮の主星と、外での見られ方
遷移宮の主星外で見られやすい印象
紫微(帝王の星)おおらかで品格があり、頼りになる人
天機(知恵の星)機転がきき、話題が変わってもすぐに応じられる人
太陽(光の星)明るく、裏表がなく、面倒見のよい人
武曲(財の星)意志が強く、現実的で頼れる人
天同(福の星)穏やかでやさしく、一緒にいて楽しい人
廉貞(囚の星)情熱的で芯が強く、才気のある人
天府(財庫の星)落ち着いていて、包容力のある人
太陰(月の星)物静かで、思いやりのある人
貪狼(欲の星)社交的で好奇心があり、人を引きつける人
巨門(暗の星)よく観察していて、話の上手な人
天相(印の星)誠実で、公平に人の世話をする人
天梁(蔭の星)落ち着いていて、正義感のある人
七殺(将の星)行動力があり、困難にも向かっていく人
破軍(耗の星)思い切りがよく、情に厚い人

表の印象は、出会いの場で自分のよさが伝わりやすい形でもあります。たとえば遷移宮に太陽がある人は、明るく面倒見のよいところが外で伝わりやすいので、人の世話をしたり、場を明るくしたりする場面で縁が広がるかもしれません。遷移宮に天機がある人は、変化を好み、動きながら考える星なので、新しい場所に出かけることが、出会いのきっかけになりやすいと読めます。

遷移宮に天府や天梁のような落ち着いた星がある人は、にぎやかな場で目立つより、落ち着いて話せる場で人柄が伝わりやすいかもしれません。大勢の集まりが苦手でも、少人数の食事会や、習いごとのように同じ人と何度も顔を合わせる場なら、自分のよさを出しやすいと考えられます。

遷移宮に主星がないときは、命宮から借ります

遷移宮に主星が入っていない命盤もあります。その場合は、向かいの宮である命宮の主星を借りて読みます。これを「借星(しゃくせい)」といいます。

借星で読む宮は、環境や周りの人の影響を受けやすいと読みます。外での自分の見られ方が、一緒にいる人や場所の雰囲気で変わりやすい、ということです。出会いの場を選ぶときは、自分が自然体でいられる場所かどうかを目安にしてみてください。

交友宮で、人のつながりから広がる縁を見る

交友宮は、奴僕宮(ぬぼくきゅう)とも呼ばれ、友人・仲間・部下・人脈を見る宮です。出会いというと、知らない人と新しく知り合うことを思い浮かべがちですが、友人の紹介や、仲間の集まりから生まれる縁も少なくありません。

交友宮では、主星に加えて補助星にも目を向けてみてください。補助星は、主星の意味を強めたり、色を添えたりする星です。

交友宮に天魁や天鉞がある人は、仲間の中に、自分を引き立ててくれる人がいると読むことがあります。左輔や右弼がある人は、困ったときに支えてくれる友人に恵まれやすいと考えられます。こうした星があるなら、「いい人がいたら紹介してね」と友人に一言伝えておくのも、出会いを広げる一つの方法です。友人との関係そのものについては、紫微斗数で友達関係を読むで詳しく説明しています。

夫妻宮で、惹かれやすい相手の傾向を見る

夫妻宮は、恋愛観や、パートナー・配偶者との関係、惹かれる相手の傾向を見る宮です。出会いを読むときは、「自分はどんな人に惹かれやすいか」を知るために使います。

たとえば夫妻宮に天府がある人は、落ち着いていて包容力のある人に惹かれやすいと読みます。夫妻宮に貪狼がある人は、社交的で好奇心のある人、一緒にいろいろなことを楽しめる人に心が動きやすいかもしれません。自分の惹かれやすい傾向を知っておくと、出会いの場で「なんとなく気になる」と感じたときに、その理由に気づきやすくなります。

夫妻宮の主星14種それぞれの読み方は、紫微斗数で恋愛を読むに表でまとめています。

貪狼と化禄は、出会いの読み方でよく話題になります

出会いについて調べていると、貪狼(とんろう)という星の名前をよく目にすると思います。貪狼は「欲の星」と呼ばれるほか、「桃花(とうか)の星」とも呼ばれ、多才で社交的、好奇心があり、人を引きつける魅力を表す星です。貪狼が遷移宮や交友宮にある人は、外での人づきあいや人脈の中で、その魅力が出やすいと読みます。

もう一つ、見ておきたいのが四化(しか)の化禄(かろく)です。四化は、生まれ年の干によって4つの星に付く印で、化禄は恵み・縁・広がりを表します。化禄の付いた星がどの宮にあるかで、その分野に縁や広がりが出やすいと読みます。

占いの庭の紫微斗数のページでは、夫妻宮の読みと四化の位置が表示されるので、化禄がどの宮にあるかを確かめてみてください。なお、四化の化忌(かき)が夫妻宮などにあっても、怖がる必要はありません。化忌はこだわりや課題を表す印で、その分野を大切に思うからこそ、こだわりやすいと読みます。理想を一つに決めすぎていないかを、ときどき振り返ってみるとよいでしょう。

出会いの時期は、命盤だけで分かる?

「いつ出会えるのか知りたい」という声もよく聞きます。紫微斗数では、より詳しい読み方として、10年ごとの運(大限)や年ごとの運(流年)を見る方法もありますが、ここで扱っている生まれつきの命盤だけで、出会いの時期を決めることはできません。

命盤から分かるのは、どんな場で、どんな形で縁ができやすいかです。時期を待つより、遷移宮や交友宮の星を手がかりに、自分のよさが伝わりやすい場所へ出かけてみるほうが、出会いには近づきやすいと考えてください。

仕事と家の往復で、出会いがない

相談毎日、仕事と家を往復するだけで、新しい人と知り合う機会がありません。紫微斗数で、いつ出会えるか分かりますか。

玄司命盤だけで、いつ出会えるかを決めることはできません。それより、遷移宮と交友宮の星を見て、どんな場なら自分のよさが伝わりやすいかを確かめてみてください。交友宮に左輔や右弼、天魁や天鉞があるなら、まずは身近な友人に「出会いを探している」と話してみることから始めてもよいと思います。

※よくある相談をもとにした例です。実在の方ではありません。

相手の気持ちは、命盤では決めつけない

出会いのあとで、相手の命盤を見て「この人は私をどう思っているのか」を読もうとする人もいます。けれども夫妻宮が表すのは、その人の恋愛観や惹かれやすい傾向で、特定の相手への気持ちではありません。相手の気持ちは、相手の言葉や行動で確かめるものです。

自分の命盤は、出会いの場での振る舞い方や、惹かれやすい相手の傾向を知る材料として使ってください。人生全体の読み方は、紫微斗数で人生全般を読むにまとめています。

この記事のまとめ

生年月日と生まれた時刻で

あなたの命盤を、出してみる

記事で読んだ宮と星を、自分の命盤で確かめてみてください。生年月日と生まれた刻(分からなければ仮の刻)を入れると、12の宮すべての星と、命宮・財帛宮・官禄宮・夫妻宮の読み、四化の位置が分かります。登録はいりません。

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