紫微斗数で友達関係は分かる?
紫微斗数(しびとすう)は、生年月日と生まれた刻(十二支で分けた時刻)を旧暦に直し、12の「宮(きゅう)」に14の主星(しゅせい)と補助星を配った「命盤(めいばん)」で読む占いです。宮は人生のテーマごとの部屋のようなもので、友人や仲間を見る宮もあります。
命盤から読めるのは、「この人と仲よくなれるか」の答えではなく、あなたがどんな人とどう付き合いやすいかという傾向です。大勢でにぎやかに過ごすのが合う人もいれば、少ない友達と長く付き合うのが合う人もいます。どちらがよいということはありません。
自分の傾向が分かると、「友達が少ないのは自分に問題があるのでは」と悩んでいた人が、自分のペースを認めやすくなることがあります。この記事では、友達関係を読むときの宮と星を順に紹介します。
友達関係を読むときに見る宮
友達との関係で中心になるのは、交友宮(こうゆうきゅう)です。交友宮は奴僕宮(どぼくきゅう)とも呼ばれ、友人・仲間・部下・人脈を見る宮です。そこに、身近で対等な人を見る兄弟宮と、外での自分を見る遷移宮を加えて読みます。
| 宮 | 見ること | 友達関係で考えたいこと |
|---|---|---|
| 命宮 | その人の本質・性格・人生の土台 | 自分がどんな人柄で人と関わるか |
| 交友宮 | 友人・仲間・部下・人脈 | どんな友達とどう付き合いやすいか |
| 兄弟宮 | 兄弟姉妹、同僚など身近で対等な関係 | 近くにいる対等な人とどう付き合うか |
| 遷移宮 | 外の世界での自分・外出先・対外的な評価 | 外でどう見られ、どこで人と出会いやすいか |
| 福徳宮 | 心の満足・楽しみ・趣味 | どんな楽しみを人と分け合いやすいか |
紫微斗数では、ひとつの宮だけでなく「三方四正(さんぽうしせい)」といって、その宮と向かいの宮、三合の2つの宮をあわせて読みます。友達関係でも、交友宮だけで決めずに、命宮や兄弟宮もあわせて見ると、全体の傾向がつかみやすくなります。
交友宮の主星で見る、付き合いやすい友達
あなたの交友宮にある主星を、下の表で探してみてください。星の性質が、友達や仲間との関係に出やすいと読みます。
| 主星 | 星の性質 | 友達関係での読み方 |
|---|---|---|
| 紫微 | おおらか・品格・人の上に立つ器 | 仲間の中でまとめ役になりやすく、頼られることが多い |
| 天機 | 機転・変化を好む・動きながら考える | 知恵を出し合える友達に縁。付き合う顔ぶれが変わりやすい |
| 太陽 | 明るい・面倒見・裏表がない | 裏表のない付き合いになりやすい。面倒を見る側に回ることも |
| 武曲 | 意志が強い・現実的 | はっきりした、現実的な付き合いになりやすい |
| 天同 | 穏やか・争いを好まない・楽しむのが上手 | 一緒に楽しめる、穏やかな友達に縁 |
| 廉貞 | 情熱的・芯が強い・好き嫌いがはっきり | 気の合う人とは深く、合わない人とは距離ができやすい |
| 天府 | 落ち着き・包容力・安定 | 落ち着いた、長く続く付き合いになりやすい |
| 太陰 | 物静か・思いやり・繊細 | 少ない人数で、思いやりのある付き合いになりやすい |
| 貪狼 | 多才・社交的・人を引きつける魅力 | 人の輪が広がりやすく、いろいろな友達に縁 |
| 巨門 | 観察力・口が立つ・本質を見抜く | 本音で話せる友達に縁。言葉の行き違いには気を配りたい |
| 天相 | 誠実・面倒見・公平 | 誠実で公平な付き合いになりやすい |
| 天梁 | 落ち着き・正義感・人を助け守る | 友達から頼られたり、相談を受けたりしやすい |
| 七殺 | 独立心・行動力 | お互いに自立した付き合い。べったりしない関係が合いやすい |
| 破軍 | 開拓者・情に厚い・思い切り | 新しい友達ができやすく、情の厚い付き合いになりやすい |
交友宮に主星がない人は、「借星(しゃくせい)」といって向かいの宮の主星を借りて読みます。借星の宮は、環境や周りの人の影響を受けやすいと読みます。友達関係でいえば、学校や職場、住む場所が変わると、付き合う人やその付き合い方も変わりやすいと考えてみてください。
交友宮は、仕事の仲間や部下、人脈も表す宮です。仕事でのつながりを考えたい人は紫微斗数で独立を考えるも参考にしてください。
兄弟宮で見る、近くて対等な人との関係
兄弟宮(けいていきゅう)は、兄弟姉妹のほかに、同僚など身近で対等な関係を見る宮です。同じクラスの友達や同期の仲間のように、毎日のように顔を合わせる対等な相手との関係は、兄弟宮もあわせて読むとよいでしょう。
たとえば兄弟宮に天相がある人は、誠実で公平な性質が身近な人との関係に出やすいと読みます。武曲がある人は、意志の強さと現実的なところが出やすく、はっきり話し合える関係になりやすいと考えられます。天同がある人は、争いを好まない穏やかさが出やすいと読みます。
交友宮と兄弟宮の星の性質が違う人もいます。たとえば、職場の同僚とは穏やかに付き合えるのに、休日の友達とは深く付き合いたいと感じる。そんなときは、相手との距離によって関わり方が変わる傾向がある、と受け取ってください。兄弟宮の家族としての読み方は紫微斗数で家族関係を読むで紹介しています。
遷移宮で見る、外での自分と新しい人の輪
遷移宮(せんいきゅう)は、外の世界での自分、移動や旅、外出先、環境の変化、対外的な評価を見る宮です。命宮の向かいにあり、外から見たあなたの姿を表します。初めて会う人にどんな印象を持たれやすいかを考えるときに使えます。
たとえば遷移宮に太陽がある人は、明るく裏表のない印象を外で持たれやすいと読みます。貪狼がある人は、社交的で人を引きつける魅力が外の場面で出やすいと読めます。太陰がある人は、物静かで思いやりのある印象を持たれやすいと考えられます。
遷移宮には外出先や旅も含まれるので、どんな場面で新しい人と出会いやすいかを考える材料にもなります。
もうひとつ、福徳宮(ふくとくきゅう)も見ておくとよいでしょう。福徳宮は、心の満足や楽しみ、趣味、精神面のゆとりを見る宮です。趣味でつながる友達は、仕事や学校とは関係なく、楽しみを分け合える相手です。たとえば福徳宮に天同がある人は、楽しむのが上手な性質が出やすいと読むので、趣味の集まりで気の合う人と出会うこともあるでしょう。
新しい人との出会いの読み方は紫微斗数で出会いを読むでくわしく説明しています。
左輔・右弼と天魁・天鉞は、支えてくれる人の星
補助星の中には、人との関係を読むときに役立つ星があります。左輔(さほ)・右弼(うひつ)は「助けてくれる人・支え」を表す星です。天魁(てんかい)・天鉞(てんえつ)は「貴人」、つまり引き立ててくれる人を表す星です。
これらの星がどの宮にあるかを見ると、どんな場面で人の助けが入りやすいかを考えられます。交友宮にあれば、友達や仲間から支えを受けやすいと読みます。兄弟宮にあれば、身近で対等な人の支えを得やすいと読めます。補助星は主星の意味を強めたり色を添えたりする星なので、主星の読み方とあわせて受け取ってください。
なお、これらの星がない人が、人に助けてもらえないという意味ではありません。助けが入りやすい場所を知るための目安と考えてください。
交友宮に化禄や化忌があるとき
紫微斗数には「四化(しか)」という決まりがあり、生まれ年の干(かん)によって4つの星に印が付きます。化禄(かろく)は恵み・縁・広がり、化権(かけん)は力・主導・決める力、化科(かか)は評価・名声・助け、化忌(かき)はこだわり・執着・課題を表します。
交友宮の星に化禄が付いていれば、友達や仲間との縁や広がりが出やすいと読みます。化科が付いていれば、仲間の中での評価や助けが出やすいと読めます。
化忌が付いている人は、友達との関係にこだわりやすいと読みます。悪い印ではありません。人との関係を大事にするぶん、相手の返事や態度が気になりやすいところがあると考えてください。向き合い方としては、一人の友達にすべてを分かってもらおうとせず、話題や場面ごとに付き合う人を分けてみると、気持ちが楽になりやすいでしょう。
相談まわりの人は友達が多く、休みの日も予定が埋まっているようです。私は親しい友達が数人しかいなくて、このままでいいのか不安になります。
みゆきたとえば交友宮に太陰がある人は、少ない人数で、思いやりのある付き合いになりやすいと読みます。七殺がある人なら、べったりしない自立した関係が合いやすいと読めます。友達の数は、命盤で見る傾向のひとつにすぎません。今の数人との付き合いが心地よいなら、それがあなたに合う形と考えてよいのではないでしょうか。
友達づき合いに命盤を生かすには
命盤の傾向は、人を選ぶためではなく、自分に合う付き合い方を知るために使うのがおすすめです。占いの庭の紫微斗数では、生年月日と生まれた刻を入れると、交友宮・兄弟宮・遷移宮を含む12宮すべての星と、四化の位置を確かめられます。

交友宮を見て「この星だから、この人とは合わない」と決めてしまう人がいます。命盤で分かるのは、あなたがどう付き合いやすいかという傾向です。相手を選ぶより、自分が楽に付き合える距離を知るために使ってください。
この記事のまとめ
- 命盤で読めるのは、自分がどんな人とどう付き合いやすいかの傾向
- 友達関係の中心は交友宮。兄弟宮・遷移宮・福徳宮もあわせて見る
- 交友宮の主星で、付き合いやすい友達や関わり方の傾向を読む
- 左輔・右弼、天魁・天鉞がある宮は、人の助けが入りやすい場面の目安
- 化忌は友達との関係にこだわりやすい所。場面ごとに付き合う人を分けると楽になりやすい









